昨日のクラスのテーマは
『 自力と他力 』でした。
台風、前線、季節の変わり目は
気圧や気温の変化で頭痛やだるさを感じる方も多いようです。
お天気の影響、お部屋のコンディション、
今日の精神状態、一緒にいるメンバー、、、
周りの環境に大きく影響を受ける私たちのカラダ。
それは自分一人の意思でコントロールできるものではありません。
自分の意思=自力、
それ以外のチカラ=他力、だとして
ヨガのアーサナも、自力だけで行なっているという思い込みを手放し
そのアーサナをつくるたくさんの他力に目を向けてみましょう。
アーサナが思うようにできても、できなくても、
そのように導いてくれたチカラに気づいてみましょう。。。
と、こんなお話をさせていただきました。
ここ数年、年齢とともに
自分ではどうすることもできない体の変化を自覚することが増えました。
低血圧や低血糖は若いころより強まるし、
全くなかったアレルギーも発症するし、
喘息になるし、、、
カフェイン過敏になってお茶が飲めなくなった時はちょっとショックでした。
それで感じたのは
カラダって、本当に不思議だな〜ということ。
カラダは自分の所有物で、自分でコントロールができる!
というのは思い込みにすぎません。
コントロールできる部分ももちろん有るのだけど
できない部分の方がはるかに大きい。
だって、生まれることも死ぬことも自分では決められない。
『 ヒトは一番身近な大自然だ 』
これは羽黒山伏の星野先達の言葉だったと記憶していますが
まさにその通りだと思います。
カラダは一番身近な大自然。
カラダは自我のコントロールを超えたいのちの領域です。
他力とは、何も他者ばかりではありません。
自分の中にも、自分でコントロールできない他力があるのです。
それがいのちなんだと思います。
いのちの働きは、生老病死、どんな変化も尊いものです。
今ではお茶の飲めない自分のカラダが心からいとおしいです。
頑張ることも大切。
でも時には自力をゆるめて、大きな他力にゆだねてしまいましょう。
きっと自我を超えた広い世界が見えるはずです。